新型コロナの影響を受けた後の、初めての基準地価格が9月30日に発表になりました。
報道発表によると、千葉県の令和元年7月以降の1年間の地価動向は以下のとおりです。
対前年平均変動率は、商業地・工業地・全用途は上昇幅が縮小し、住宅地は前年の上昇傾向から下落に転じています。県全域の継続調査地点数(林地を除く)818地点のうち、258地点で上昇、220地点で横ばい、340地点で下落した。
各用途の対前年平均変動率を見てみますと、以下のとおりです。
令和元年7月 | 令和2年7月 | |
商業地 | +2.8% | +1.4% |
工業地 | +2.5% | +2.4% |
住宅地 | +0.3% | -0.2% |
- 商業地の変動率は、昨年までの好調が一転、上昇率は凡そ半減しています。
- 工業地の変動率は、物流施設の需要が底堅く、微減にとどまっています。
- 住宅地の変動率はややプラスからややマイナスに転じています。
半年前に比べればGotoキャンペーンなどの経済対策が打ち出されるなど、少しは沈静化しているようですが、新型コロナの完全な収束の気配がいまだ見られないなか、半年後の公示価格の動向にも目が離せません。