スタッフコラム

大阪支所

大阪圏・キャップレート調査のご紹介

大阪圏・キャップレート調査のご紹介

不動産市況の把握、不動産投資における判断指標としてキャップレートの動向をお気にされている方は多いと思います。今回は、直近における大阪エリアにおけるキャップレートに着目した不動産投資家調査の結果を御紹介致したいと思います。

大阪府不動産鑑定士協会では、不動産投資家様を対象に不動産期待利回りの調査を継続的に行っています。
(今回で第21回目となり、年2回の調査となりますので、約10年以上の調査結果のデータベースが蓄積されています。)
調査している期待利回り(NOI)の詳細説明は割愛いたしますが、当該アンケート調査は、実際の不動産投資、運用、開発、融資等をされている事業者のご担当者様に投票頂いております。

毎年1月1日と7月1日時点の大阪圏のエリア毎におけるアセットタイプ(オフィス・レジデンス・ホテル)について、「今投資するならどのぐらいの利回りを期待して物件を購入する意欲があるかどうか」という視点で調査を行っています。調査の特色として、投資家の行動、目線、マインドなどが反映され、先行的に市況を推し量ることができる点、有効であると考えています。実際の取引動向より早い段階で、マーケットのトレンドの予測する一助となる可能性があります。

直近(2021年1月時点)においては、オフィス、レジデンスでは、半年前と比較して利回りは平均値で低下傾向を示しており、比較的底堅く推移しています。その反面、ホテルの利回りはコロナ禍によるインバウンド消失や感染拡大による自粛などにより市況は非常に厳しく、アセットタイプとしてのリスクを強く認識されている点が反映され、利回りは上昇しています。

なお、今般のコロナ禍の影響は、業種により斑な様相となっており、飲食、観光業などには甚大な影響を与えている反面、需要の高まり、需要の変調に対応可能な業態への影響の程度は比較的軽微にとどまる側面があるなど、明らかな多極化がみられます。また、今般のコロナ禍による不動産市況・需給動向への影響及び以前(beforeコロナ・2020年1月1日を100とする)の水準まで回復に要する期間の予測等について投資家様に予測の投票を頂きました。

回答指数の平均値の推移を下記の通り視覚化しています。ご参考ください。

詳細には、最新版から過去の調査レポート結果プレスリリース版)をご確認いただけます。

最後に、オンラインWEBアンケートにご協力頂ける事業者様を随時募集しておりますので、ご関心をお持ちいただけましたら、当社大阪支所(野口)または、大阪府不動産鑑定士協会事務局までお問い合わせください。

ご協力いただきました皆様に、調査結果レポート(詳細版)をご送付いたしております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

  • エリア紹介

  • 参照(外部サイト)

2021年1月1日時点プレスリリース
公益社団法人大阪不動産鑑定士協会HP

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