中古マンションのエリア別取引動向
東京都港区における中古マンションの取引動向をエリア別(麻布・赤坂、芝、高輪、芝浦)に整理してみました。
目次
Ⅰ.港区中古マンションの価格変動
Ⅱ.エリア別取引のミクロ分析
1.坪単価と面積
2.坪単価と築年数
3.坪単価と階層
Ⅲ.ボリュームゾーン
1.単価別件数
2.面積別件数
3.総額別件数
4.築年別件数
5. 階層別件数
Ⅰ.港区中古マンションの価格変動
直近の取引価格の変動を港区のエリア別にみてみます。エリアの区分は、港区役所の総合支所別に区分しました。ただし、赤坂支所の管内における取引が少なかったため、麻布支所と統合しました。各支所の所管地域は次のとおりです。
■赤坂地区総合支所(今回は、Aエリアといいます。以下同じ。)
元赤坂、赤坂、南青山、北青山
■麻布地区総合支所 (今回は、Aエリア)
東麻布、麻布台、麻布狸穴町、麻布永坂町、麻布十番、南麻布、元麻布、西麻布、六本木
■芝地区総合支所(今回は、Sエリア)
新橋、東新橋、西新橋、虎ノ門、愛宕、芝公園、浜松町、芝大門、芝、三田1~3丁目、海岸1丁目
■高輪地区総合支所(今回は、Tエリア)
三田4・5丁目、高輪、白金、白金台
■芝浦港南地区総合支所(今回は、Wエリア)
芝浦、海岸2・3丁目、港南、台場
中古マンションの各エリアにおける成約坪単価の推移は次のとおりでした。
第1四半期だけみると、高輪エリアを除き、中古マンションの成約坪単価は上昇しています。
Ⅱ.エリア別取引のミクロ分析
価格形成要因のうち、主要な指標をエリア別に分類して、まとめてみました。
1.坪単価と面積
マンションの場合、一般に面積が大きくなると、総額が嵩み、需要が減退することから単価は下がる傾向があります。しかし、例外的に高級物件ほど好まれる地域や物件では、これと逆の動き(負の相関)を見せることがあります。たとえば、タワーマンションでは高層階ほど単価が高くなり、大型住戸も多くなります。港区もそのような地域で大型物件ほど高額な単価になりやすい傾向を示しています。
【Aエリア】(麻布・赤坂支所管内)
【Sエリア】(芝支所管内)
【Tエリア】(高輪支所管内)
【Wエリア】(芝浦港南支所管内)
2.坪単価と築年数
エリア別に坪単価と築年数の関係を調べました。
【Aエリア】(麻布・赤坂支所管内)
【Sエリア】(芝支所管内)
【Tエリア】(高輪支所管内)
【Wエリア】(芝浦港南支所管内)
3.坪単価と階層
マンションは、高層階ほど高く取引され傾向がありますので、エリア別にその度合いをみてみます。タワーマンションの取引が多いためか、特にTエリアに比較的強い相関が認められました。
【Aエリア】(麻布・赤坂支所管内)
【Sエリア】(芝支所管内)
【Tエリア】(高輪支所管内)
【Wエリア】(芝浦港南支所管内)
Ⅲ.ボリュームゾーン
取引のボリュームゾーンはどこにあるか、エリア別にみてみます。
1.単価別件数
【Aエリア】(麻布・赤坂支所管内)
【Sエリア】(芝支所管内)
【Tエリア】(高輪支所管内)
【Wエリア】(芝浦港南支所管内)
2.面積別件数
【Aエリア】(麻布・赤坂支所管内)
【Sエリア】(芝支所管内)
【Tエリア】(高輪支所管内)
【Wエリア】(芝浦港南支所管内)
3.総額別件数
【Aエリア】(麻布・赤坂支所管内)
【Sエリア】(芝支所管内)
【Tエリア】(高輪支所管内)
【Wエリア】(芝浦港南支所管内)
4.築年別件数
【Aエリア】(麻布・赤坂支所管内)
【Sエリア】(芝支所管内)
【Tエリア】(高輪支所管内)
【Wエリア】(芝浦港南支所管内)
5.階層別件数
【Aエリア】(麻布・赤坂支所管内)
【Sエリア】(芝支所管内)
【Tエリア】(高輪支所管内)
【Wエリア】(芝浦港南支所管内)
【関連リンク】
■証券化に関わる鑑定評価
■賃貸借に伴う鑑定評価
■調査レポート・意見書
■証券化に関わるQ&A
■三幸エステート 様
■三鬼商事 様
■令和5年地価公示と分譲マンションの販売単価ランキング