川崎市民オペラ「カルメン」市民が力を合わせて成功へ
11月26日(日曜日)、川崎市多摩市民会館(多摩区総合庁舎)で、開催された川崎市民オペラ「カルメン」を観劇してきました。
今回のオペラは、主催「川崎市民オペラ」、協賛「川崎市民オペラ合唱団」、後援「音楽のまち・かわさき推進協議会」で、行われました。
指揮者は、高山美佳さん。日本でも女性指揮者が増えつつありますが、とても力強く情熱的な演奏は、まさに「カルメン(情熱的な女性)」顔負けでした。
オーケストラは、指揮者の高山美佳さんが音楽監督をする梅ヶ丘ジュニアオーケストラ。
梅ヶ丘ジュニアオーケストラは、世田谷区・梅ヶ丘(小田急線沿線ですね)を中心とした地域の小学生から高校生までの子どもたちが団員のオケです。
当日も、とてもジュニアとは思えないほど指揮者としっかり息の合った演奏で驚きました。
また、闘牛士に憧れ取り囲む大勢の子供達の役(合唱あり)も川崎市「児童合唱団なかよしクラブ」の皆さんが努めておられました。
歌も演奏も演出もこれが市民の手作りとは思い無いほどレベルが高く、正直、感動しました。終演後もカーテンコールの拍手が鳴り止まず、公演は大成功!
また、観客の皆さんも、主催者や出演者の皆さんの家族、親族だけではなく、ご友人や市内にお住まいの一般の方々が多くいらっしゃいました。
年齢層も、小さなお子さんから年配のご夫婦まで多彩で、出演者と観衆が一体となってオペラを盛り上げ、楽しんでおられました。
まさに「音楽のまち・かわさき」の面目躍如といった感じで、このような市民の意識レベルの高さは不動産の価格とも密接な関係があるのです。
川崎市多摩市民会館は
多摩区総合庁舎の中にあり、大規模な区画整理事業※が進む、JR南武線・小田急線「登戸」駅/小田急線「向ヶ丘遊園」駅から徒歩圏にあります。
※登戸土地区画整理事業
※川崎市多摩区役所
因みに、登戸は「ドラえもんの街」としても有名ですが、その話しは又の機会にいたしましょう。
音楽ホールは、舞台の奥行きはもちろん、オーケストラピットもあって、オペラ上演に耐えうるとても本格的なホールでした。
川崎市民オペラとは
会員制ソリスト集団で、「川崎市で年に一回オペラ公演、お茶とお菓子付きのサロンコンサートを年に2回程行う、手作りオペラ団体」とのことです。
川崎市民オペラ合唱団とは
川崎市民オペラ合唱団は、平成15年(2003年)9月、声楽家・佐藤征一郎氏(洗足学園音楽大学教授、現・客員教授)の呼び掛けで、「川崎市民オペラ」の専属合唱団として新発足しました。
「日本語でわかりやすく!川崎でオペラを!ソリストと合唱団が協力して手作りのオペラを!歌って楽しい!時にはきらびやかな衣装で。セリフもあったり、踊りもあったり。
観るだけでも楽しい!・・・そんなオペラを目指しています」とのことです。
これまでの活動動画はこちら
「音楽のまち・かわさき」推進協議会とは
川崎市には、昭和音楽大学や洗足学園音楽大学など、音楽の教育機関が所在することもあって、川崎市制80周年の2004年4月18日、市民団体「音楽のまち・かわさき」推進協議会が発足しました。音楽を中心とした多様な市民の多彩な文化、芸術活動の創造を通じた、活力とうるおいのある地域社会づくりをめざしています。
■ 公益財団法人川崎市文化財団
■ ミューザ川崎シンフォニーホール
■ ラゾーナ川崎プラザソル
■ 川崎市役所