初期投資額(不動産価格)と当該不動産が将来生み出すキャッシュフローの現在価値の総和が等しくなるような割引率、つまり、NPV(Net Present Value・正味現在価値)が0となる割引率(次式のr)のことをいい、自己資本投資に対する投資採算性を判断する上での有効な指標のひとつで、内部収益率(投資収益率)ともいう。

IRRは上記の高次代数方程式を数値的に解くことにより求められるが、キャッシュフロー上で正負の変化が2回以上あるケースなど、複数の実数解を含む場合があることに留意する必要がある。