ZEHとは
ZEHとは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)、日本語では「エネルギー収支をゼロ以下にする家」の意味です。
つまり、家庭で使用するエネルギーを太陽光発電などのエネルギーでまかない、消費エネルギーを実質的にゼロ以下にする家のことです。
ZEHの必要性
日本は、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーを最大限の導入に取り組んでいます。
住宅については、省エネルギー改修や省エネルギー機器導入等を進め、2050年に住宅・建築物のストック平均でZEH基準の水準の省エネルギー性能が確保されていることを目指しています。
東京都では、都内で新築される建物に太陽光発電の設備を設置するよう住宅メーカーなどに義務づける環境確保条例改正案が可決しました(2025年4月施行)。
今後、他の自治体でも同様な制度が検討される可能性があると考えられます。
ZEHのイメージ
主要ハウスメーカーのZEH普及率(北海道以外の都府県)
主要ハウスメーカーのZEH普及率は目標を上回るペースとなっています。
2022年度実績 | 2025年度目標 | |
---|---|---|
A社 | 93% | 90% |
B社 | 99% | 90% |
C社 | 94% | 75% |
D社 | 84% | 80% |
E社 | 86% | 85% |
ZEHの評価
SDGsの意識の高まりから、ZEH仕様を満たす賃貸マンション等が増えると予想されます。
また、ZEH仕様であることは環境意識の高い投資家やレンダーに評価される要因と考えられます。
当社ではZEH仕様の物件が賃料や期待利回りに与える影響について検討を進めてまいります。